発達障害(神経発達症)

発達障害は、脳の働き方の発達の状況と、その人が過ごす環境や周囲の人との関わりのミスマッチから、日常生活に支障のある状態のことを指します。
コミュニケーション障害と限局した興味関心・常同的な行動を特徴とした自閉スペクトラム症、不注意、多動性・衝動性を主徴とした注意欠如多動症、全般的に知的発達に遅れはないが、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった学習に必要な基礎的な能力がうまく獲得出来ない学習障害、知的発達に遅れが見られる知的能力障害などに分類されます。
生まれながらの脳の発達の偏りに起因するものなので、基本的には大人になって突如発症するということはないとされます。但し、あくまで脳の働きの発達状況と周囲の環境のミスマッチによるものなので、学生時代までは周囲の環境が本人にとって望ましい環境であったため目立たなかったものの、社会に出てからミスマッチを起こして、症状が顕著に表れるといったことは良くあります。
診断には幼少期からの生活歴などの確認に加えて、お子さんの場合にはWISC-Ⅴ、PARS-TR、CONNERS、LDI-Rを大人の方の場合にはWAIS-Ⅳ、AQ、CAARS(いずれも当院において実施可能な心理検査)といった心理検査を行うことがあります。

・ 自閉スペクトラム症
・ 注意欠如多動症
・ 学習障害

上尾駅徒歩2分

急患対応可能

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