4月から新しい環境が始まって、気づけばもうゴールデンウィークですね。
新しい職場、新しいクラス、新しい人間関係。「早く慣れなければ」「うまくやらなければ」と気を張り続けた4月が終わり、ようやく休みが来た、という方も多いのではないでしょうか。思えば私も医師1年目のゴールデンウィークの記憶はないことに気がつきました。大変だったのかもしれないですね。
人によってそれぞれですし、正解があるわけではありませんが、どう過ごすと楽になりやすいか、という視点を見ていきましょう。
「せっかくの休みだから」と、毎日予定を入れてしまうことがあります。旅行、友人との食事、家族のイベント、やり残した用事……。
気持ちはわかるのですが、4月に消耗した心と体には、何もしない時間が必要です。楽しいことでも、予定が続くと疲れは蓄積します。連休後半に向けて、意識的に「何もしない日」を1〜2日作ってみてください。
連休に入ってもなんとなく気分が上がらない、ぼーっとしてしまう、という方がいます。
これは、緊張が解けた体が「やっと休める」と感じてドッと疲れが出ているサインです。元気にならないのはおかしいことではなく、むしろ正直に疲れを感じられている状態です。焦らずそのままゆっくり過ごしてください。
連休の終わりが近づくにつれて、「また仕事(学校)が始まる」という気持ちが重くなる方がいます。連休中から「あと何日しかない」と考え始めると、せっかくの休みが休めなくなってしまいます。
GW明けのことは、GW明けに考えれば十分です。
休みの間、夜更かしや昼まで寝てしまうことが続くと、体内時計が乱れます。GW明けに「朝起きられない」「頭が働かない」という状態になる大きな原因のひとつが、これです。
楽しい夜更かしは1〜2日までにして、できるだけ毎日同じ時間に起きることを意識してみてください。
体を休めること(十分な睡眠、昼寝、ゆっくりした入浴)と、心を休めること(好きな音楽を聴く、散歩する、何も考えずに過ごす時間)は、どちらも大切です。
「何かしなければ」という気持ちを手放して、ただぼーっとする時間を許してあげてください。
完全に引きこもるより、「近所を散歩する」「好きなものを食べに行く」「気になっていた映画を1本見る」程度の小さな楽しみを入れることで、気分のリセットになります。
大きなイベントでなくていいです。ちょっとした「好きなこと」が、心の充電になります。
4月に新しい環境に入った方は、まだ「気を許せる人」が少ない状態かもしれません。連休中に、気を使わなくて良い家族や旧友と話す時間を作ることで、緊張がほぐれやすくなります。
「近況報告」でなくていいです。他愛のない話をするだけで、心が軽くなることがあります。
4月の時点ですでに「しんどい」「会社(学校)に行くのがつらい」という状態だった方は、連休中に少し自分の状態を振り返ってみてください。
以下のような状態が続いているなら、GW明けに一度相談することを考えてみてください。
「GW明けまで待てない」というくらい状態が悪い場合は、連休中でも受診できる医療機関を探してみてください。
「また月曜日が来る」という感覚が怖い方に、少し伝えたいことがあります。
GW明けの最初の1週間は、「元通りに戻ること」を目標にしなくていいです。「とりあえず行ってみる」「行けたらそれでいい」くらいのハードルに下げてみてください。
また、GW明けに行けなかったとしても、それはあなたが弱いのではなく、それだけ4月に頑張りすぎた証かもしれません。
「行けなかった」と感じたときは、一人で抱え込まずに誰かに話してください。
ゴールデンウィークは、ただ遊ぶための休みではなく、4月の疲れを回復するための大切な時間でもあります。
「うまく休めた」と思えるGWが、GW明けの自分を助けてくれます。
焦らず、無理せず、自分のペースで過ごしてください。
当院(上尾の森診療所 上尾駅前分院)では、新年度の疲れや、GW明けのメンタルヘルス不調に関するご相談をお受けしています。
「受診するほどでもないかも」という段階でも構いません。
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